[ 001号 ] 100%デジタル入稿
昨年10月、日本雑誌協会は2010年4月以降の広告入稿を「デジタルワークフロー」に全面移行すると発表しました。
2011年頃には広告原稿だけでなく記事原稿の「デジタルワークフロー」に移行するようです。雑誌の印刷にはほとんどの大手印刷会社が関わっているので雑誌以外の印刷についても同様の方向です。このワークフローでは写真のポジやプリントによる入稿もできなくなります。「何をいまさら!」との意見もあるでしょうが、まだまだポジ・プリント入稿はあったのです。
これからは、制作サイドが画像も含めて入稿データに対する責任を負わなければなりません。雑誌の販売が低迷しているなかではコストと時間のカットのためには仕方ないことかもしれませんが、制作側に負担が増えるのは明らかですね。
さて、最近はデジタルカメラでの撮影が普通になってきてポジ入稿を知らない方も多いと思いますが、まだポジ入稿が主流だった頃は、明るさや色味が適正なカットを選ぶだけで、製版所で適正にスキャンされ印刷することができました。
ところが、この「明るさや色味が適正」の基準が結構ばらばらだったのです。それだけではありません、カメラマンが使うフィルムの種類や撮影時のクセもまちまちで製版所に入稿されたポジフィルムは単純にスキャンするだけではキレイに印刷できなかったのです。
たとえば、A・B・Cのポジがあったとしましょう、それぞれに明るさが違いますが設定を変えてスキャニング後に少し修正すれば同じような画像データにすることができます。問題は明るさ(露出)ではなくコントラストの低さと発色の悪さです。スキャニング時にフィルムから適正な画像データにできたのは、性能の良いスキャナーとソフトウェアさらに熟練したオペレータのおかげでした。フィルムを見るビューワによっても大きく違いました。以前の「ポジ通り」の指示は「クリエーターがポジを見てイメージした通り」だったのです。
デジタル入稿が当たり前になって多くの製版所が廃業や業態を変えてしまったために「適正な画像データ」を作るのは制作あるいはカメラマンが作業をすることが多くなっています。それだけではありません、デジタルカメラが普及したおかげで撮影が手軽になったことで皆さんが撮影をしたりお客さんが撮影した画像を使うこともあるはずです。
そんな時にデジタルカメラの知識や画像を上手に処理する方法を知っていれば慌てる必要はありません。 このコーナーでは、デジタルカメラの構造やソフトウェアの使い方を知ることで綺麗なデータを得る撮影方法や受け取った画像データの判定方法をその後の画像処理方法をご紹介します。クリエーターの皆さんが、デジタルフォトを扱ったり自分で撮影をする際に役立つ情報をお届けして行きたいと思います。

外部リンク
[株式会社2055]
撮影、画像処理から3DCG、MOVIE、コーディネートまで。関西最大級の大型スタジオ
[STUDIO Bi]
コマーシャルフォトでおなじみのBOCO塚本が運営するスタジオ。広告写真の撮影。
[関西電塾]
村田成仁、BOCO塚本が運営委員をつとめるセミナー。
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