[ 003号 ] デジタルカメラのしくみ

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デジタルカメラでは、フィルムの代わりにCCDやCMOS(正確にはCMOSセンサー)などの撮像素子を使って画像を電子的に撮影しています。以前はCCDに比べてCMOSはノイズやムラが多く画質の評価が低かったのですが、技術の進歩によってほとんど差のない画質となりました。
また高速連写モデルには速い転送ができるCMOSが採用されています。

ところがこれらの撮像素子は、色を感じることができないため画素ごとにフィルターをかけて色の情報を得ています。10年以上前には、CMYカラーの補色フィルターを使用したモデルもありましたが、現在はほとんどの機種がR(レッド)・G(グリーン)・B(ブルー)のフィルターを採用しています。

デジタル一眼レフの場合では、約5~6μm程度の画素にずれなくフィルターを配置しています。ちなみに平均的な日本人の髪の毛の太さは、80μm程度と言われています。コンパクトデジタルカメラではさらに小さな画素にフィルター加工をしているのですから凄い技術です。 カメラの1画素は画像の1ピクセルだと考えて問題ありませんが、RGB画像の1ピクセルにはR・G・B3色の情報が必要です。

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一方デジタルカメラの1画素にはRGBどれか1色の情報しかありません。つまり露光をした (シャッターを切った) 段階では、まだ写真にはなっていません。完全な写真データにするためには、それぞれの画素に不足している色を周りの画素から計算して補完する必要があるのです。この不完全な状態のデータを記録したものがRaw(ロー)データです。そしてカメラ内部で足りない色の計算と設定どおりの画像処理をした上で圧縮保存されたものがJPEGデータです。

JPEGデータは、最も良く使われる画像形式でWindowsやMacintoshの画像ビューワで見ることができますがRawデータは、画像として不完全なだけではなく、カメラメーカーや機種ごとに違いがあるために撮影に使用したカメラに対応したソフトウェアが必要になります。カメラメーカー製の専用ソフト以外にもPhotoshopのCamera RawやAppleのApature、市川ソフトラボラトリーのSilky Pixなど各社デジタルカメラのRawデータに対応したサードパーティ製ソフトウェアもあります。

ただし、Rawデータは、TiffやJPEGと違ってそれぞれのソフトウェア間で露出・ホワイトバランス・コントラスト・シャープネスなど全ての調整結果に互換性が無いため、異なった表示や現像結果になるので注意が必要です。この点からRawデータによる画像の流通は、おすすめできません。

やはり標準とされるTiffやJPEGの使用が安全でしょう。 一方、WindowsVISTA や7 Mac OSX v10.5Leopard以降ではRawファイルがサポートされている機種があります。サポート対象のデジタルカメラRawならば、Explorer や Finderでサムネイルアイコン表示をすることができます。MacのiPhotoやプレビューでの表示やプリントも可能ですが、表示が異なるのは前述のとりです。この機能も確認用と割り切った方が良いでしょう。

Mac OSX v10.5 Leopard以降でサポートされるカメラ
http://support.apple.com/kb/HT1475?viewlocale=ja_JP

Mac OSX 10.6 Snow Leopard以降でサポートされるカメラ
http://support.apple.com/kb/HT3825?viewlocale=ja_JP

Windows VISTA 及び Windows 7では、カメラメーカーのサポートサイトからCamera Raw codecをダウンロード&インストールする必要があります。Camera Raw codecによっては、Windows XPをサポートするものもあります。 詳しくは、各カメラメーカーのサポートサイトをご覧ください。

2010年6月

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