[ 004号 ] 感度とデジタル変換

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前回は撮像素子、つまりフィルムに代わってレンズを通して写真を記録するCCDやCMOSのお話でした。その際に少し省略した部分があるので今回は、その補足をしておきましょう。

前回の説明では、CCDやCMOSが光の強弱をダイレクトにデジタルデータ化しているように思われたかもしれません。しかし、撮像素子は、光の強弱を電気の強弱に置き換えるだけです。この段階ではまだデジタル化されていません。

撮影によって得られた電気信号はとても弱いので撮像素子上のアンプで増幅されます。
このときの増幅の度合いは、デジタルカメラのISO感度設定によって決まります。実は、撮像素子で得られる電気信号には微少なノイズが含まれています。低感度ではこのノイズよりも電気信号の方が大きく目立つことはありません。
しかし、高感度では、電気信号と共に大きく増幅されるためにどうしてもノイズが目立ってきます。高感度で画質が悪くなる原因はこのノイズです。撮影後に様々な設定を変更できるRawデータでもアナログ段階で処理される感度設定は変更できません。高感度でのノイズは、カメラの機種ごとに差があります。自分のデジタルカメラが高感度時にどれだけノイズが出るのか、事前に確認される事をおすすめします。

さて、写真をデジタルデータとして記録するためには、電気信号をデジタル化しなければなりません。
JPEG、Rawを問わずこの処理は必要です。電気信号は各画素ごとにデジタル化(数値化)されます。このときにどれだけ細かく段階を分けるかというのがbit数です。現在の多くの35mm一眼レフ型デジタルカメラは、14bitで処理を行っています。14bitとは、16384段階ですから8bitの256段階に比べて遙かに細かく段階を分けていることになります。

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また、プロ向けデジタルバックでは16bit処理とさらに段階が細かくなります。 Raw記録であれば、このままデータを記録できます。 段階が細かいとそれだけ滑らかに撮影データを保存することができます。JPEGでは、8bit以上の記録ができません。この違いが撮影後の画像処理の余裕の差となります。


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2010年6月

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